5・6・7・8・9・10月のレッスンシート (2004年)                              home


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 9月以前

Photo Enikki    紅葉その2  04/12/22     第225号

光のプリズム

見透かされた素肌

神の愛の前に


ほら

みんな

やっぱり

そのままがいい



■ 枝から枝へ 透かして 透かして

あっちも こっちも 覗いてみたくなる

くっつき虫を いっぱいつけて・・・

この時とばかり 気持ちは少女

遠い冬の光は 眼には優しく

光りのプリズムは 心に優しく

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□ もっと透明感があって素晴らしいのですが、

なかなか画像にすると上手く表現できなくて・・・。

光りの強さもあって、いつもこのプリズムが撮れる訳でもなく

結局今日も曇り、昨日の画像に落ち着きました。

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Photo Enikki    紅葉  04/12/11     第224号

神よ

お聞きください

最後の一枚が

こと切れたとき

みんなが

どうか

悲しまないように



■ 私が死んでも 悲しまないで!
にっこり笑って さよならしましょう

天国にいる父や母と
山ほど話しができるから
それは とても楽しみなこと

みんなとは しばしのお別れだけれど
ちょっとやり残したこともあって
迷惑かけてしまうけれど・・

後は宜しくお願いします

ねえ あなた
しばらくは 私との思い出大切にね

その後は・・・・  どうぞご自由に

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□ 23年良き仲間だった友が

ご主人の迎えの車にたどり着かず

改札口を出る前に倒れて亡くなりました。

心臓に持病を持っていたのですが・・・。

あまりに急な知らせに、気が動転して・・。

それから何日かたって

久しぶりにカメラを手にしました。

死が少し違って見えてきたようです。

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Photo Enikki    花梨  04/11/29     第223号

くっついている



硬い

重い

黄色い

香り



くっついている





■ いとおかし

木に生る様も

木の下に転がる様も

見上げれば降る枝も

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□ レッスンシートに三回目の登場となったカリンです。

横に伸びる枝はないのですが、真下から撮ると

こんな風になりました。

ユニークなキャラに興味津々ながら、その表現は難しい!!

近畿では霜も降りないまま、いよいよ師走に突入です。

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Photo Enikki    鉄砲ゆりのアップルパイ  04/11/17     第222号

秋の天火は

ゆっくり

じっくり

時間をかけて

こんがり

ほっこり

焼き上げます




■ 薄くスライスされたりんごは

見事な技で幾重にも

それはそれは美しく詰められた絶品です

でもやっと焼きあがったと思ったら

上から上から ハラハラと 

誰かに食べてもらおうと

飛び出して行きました

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□ いつの頃からか庭に咲くようになったユリの数が

少しずつ増えています。

8月から3ヶ月かかって今種まきです。

ユリの蕾と同じくらいの長い子房に

美しく並んだ種は、いったい何枚入っているのか・・・。

数えてみたいくらいです。

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Photo Enikki    ママコノシリヌグイ  04/11/06     第221号

居てもらっても困るのですが



ちょっと目をはなせば

どこにでも駆け上がり

ガラス細工の鉄縄文を巡らし

そのヤンチャ振りには

目を覆いたくなります


ところが

こんな可愛い実で

愛嬌のあるポーズをとるものですから


ついつい・・・・


可愛いやつなんです




■ ママコノシリヌグイなんて

気にしていません

せめて漢字はやめて

深く考えるのも やめにしました

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□ 刺のあるタデ科の蔓草で、5月頃、

庭で花を咲かせているのでしょうが

あまり目にはとまりませんでした。

2002年の「ママコノシリヌグイ・いたずら小僧」です。

http://tokiyo.fc2web.com/2p1921itazurakozou.html

やはり視点は同じで、代わり映えしないですね。

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Photo Enikki    ホトトギス紫  04/10/28     第220号

うなずいて

去年と同じで

何も変わらず

うなずいて

撮ろうとすると

微笑むように

全てを包むように

うなずいて


変わったのは



愛犬を

見送る花になったこと



■ 撮る時間帯が同じで

だから風向きが同じで

だからいつもやさしくうなずいて

ただ そのことが嬉しくて

微笑み返さずにはいられなくて

そんなホトトギスが

忘れられない花になりました

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□ 新潟中越地震の被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。

兵庫県の台風の被害に、皆様にはご心配おかけいたしましたが

私のところは無事でしたので、ご報告させていただきます。

16年もの間、家族として過ごした愛犬が

天国に行ってしまいました。

世の中 あまりに悲しい出来事が多くて

カメラが机の片隅で体を半分隠してしまいました。

発行が遅れて本当に申し訳ありませんでした。

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Photo Enikki    松葉  04/10/10     第219号

指の先の

ふくらみは

爪に隠れた

やさしさです



母なる愛の

居場所です



■ あなたの指のふくらみを

いとおしんでみませんか

全てを見通す内なる母

働き者で 時に厳しく

時にやさしく 暖かい

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□ すっかり忘れておりましたが

レッスンシートも、お蔭様で8月には3年目に入りました。

限られた環境の中でこそ見えてくる

自然との対話 自己との対話を

これからもどうぞよろしくお願いします。

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先日の台風では、こちらは幸い難を逃れましたが

被害にあわれた皆様に、お見舞い申し上げます。

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Photo Enikki    ニラの交信  04/10/02     第218号

こちらは秋です

異常気象に負けず

われわれニラは

あいかわらず

元気であります




■ 白くて可憐で

でもどこか勢いがあって

カシン カシンと アンテナを伸ばし

宇宙の果てまで 交信中です

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□ 真っ赤な彼岸花と白いニラの花が

畑の畔のそこ此処に咲き乱れて・・・。

春のニラの葉を、匂いを確かめながら

でもまだ、食したことはありません。

畑にも、そろそろ次の景色が見えてきました。

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Photo Enikki    アキアカネ  04/09/26     第217号

君は

まだ若い


これから

君の季節を

生きるのですね


心に

秋色

灯りました



■ 秋を知らせにきてくれました

ほんの少し 心の羽を軽くして飛んでみませんか

そうすれば もっともっと素敵な色に出会えるかも

そういって・・・しばらく庭で遊んでいました

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□ 行楽の秋 芸術の秋 食欲の秋 スポーツの秋

今年の秋、皆さんにはどんな素敵な秋が

待っているのでしょうか・・・。

季節は待ってくれないから

うかうかしていると 秋の楽しみも

過ぎ去ってしまいそうです。

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◆今回も、お花ではなくて、お花好きの方には申し訳ないです。

次回はきっと・・・。

このトンボは、これからもっと体が赤くなるアキアカネだと思っています。

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Photo Enikki    祈りの木  04/09/20     第216号


祈りの一滴

ここに居て




懺悔する

ばかりなり



■ 怒りが降りてくる

許しを乞うすべもなく 知恵もなく

みな 黙々と 生きる

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□ なんだか暗くて・・・すみません。

柿木に絡まった蔦のオブジェとでも言いましょうか

十字架のように見えてしまいました。

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Photo Enikki    ヤブラン  04/09/10     第215号

背中から肩越しに

ふわりとすり抜けた

紫の光



まぶしくて

もったいなくて



予感を楽しみながら

振り向けない





■ 頭の上をゴウゴウとうねる木々たちの

  足元にいたのです

  蕾の放つ濃い紫とその光沢

  気品に満ちた光をたたえ

  どんなに どんなに

  救われたことでしょう

  心が輝いたことでしょう

  嵐の後の荒れた庭の片隅でのことでした

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

□ 台風が去っていきました。

どういう訳か心や体に引っかき傷をおったようで

なかなか仕事がはかどりません。

こういう時は、レッスンシートの発行がままならず、

まことに申し訳なく思っています。

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Photo Enikki    さようなら 夏  04/08/31     第214号

熟れ過ぎた私から


熟れ過ぎた夏に


さよならが言いたくて




■ 夏の色が

ひとつ又ひとつ

消えていきます

熟れ過ぎた太陽に

熟れ過ぎた大地に

熟れ過ぎた長い夏に

悲鳴を上げた畑でした

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◆この暑さに「熟れ過ぎた私」は

私でもあり、ゴーヤでもあります。

早く去っていった夏野菜に

落胆の畑は草も生い茂り、寂しげで、

ネットのロープがいっそう悲しげでした。

だから、きっぱりさよならが言いたくなった

私とゴーヤです。

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□ 台風の被害は如何でしたでしょうか

我が家もこれまでにない強風に見まわれ

大きな杉の木が折れたり、アンテナが倒れたり、

ビニールハウスの屋根が飛んだり、稲が倒れたり・・etc

楽しみにしていたプルーンも、残念ながら

収穫寸前にみんな落ちてしまいました。

我が家はこれくらいですみましたが、

大変な被害に遭われた皆さんに、お見舞い申し上げます。

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Photo Enikki    畑の日没  04/08/22     第213号

思いがけない

表情は

思いがけず

やってきます

君が

手を上げてくれたお陰で

私は

元気をもらいました



■  叫んでいる君

口に手を当てている君

突然勇ましく現れた君たちに

思いがけず

はしゃいでしまった私です

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□ 猛暑の夏に、畑の作物は元気なく

西のはずれの我が家の休耕田に足を運ぶと

イチゴと、小芋と、下仁田ネギと、黒豆と・・・。

どれも、なかなか絵にはなりそうもなく、あきらめようとした時

夕陽が教えてくれました。

葉の茂みに隠れるようにして夢中で10枚程撮りました。

すぐ横の畔を村の人が通って行ったのに気づいたのは

しばらくたってからの事。

お互い気づいていたら、どんな会話になったでしょう。

いや〜 ヒヤヒヤ!変なおばさんではすまないかも!

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◇ もうお分かりですね。

この畑は何の畑だと思われますか?

答えは次号までおあずけとしますね。

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Photo Enikki    千日紅  04/08/11     第212号

お盆のお花が

咲きました

両手をあわせて

拝みます

お盆のお花が

咲きました

開いた両手に

咲きました



■  優しくて軽やかで 強くて涼しげで

   千日も色あせないから盆花に

   誰もがみとめる優等生

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□ 村の中に墓地があります。

13日にはこの花がどの花筒にも

あふれることでしょう。

花言葉は「変わらぬ愛情」とか

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◇ 昨夜から、風は肌に冷たく

カエルの声に勝る虫の声。

皆さんのお住まいの地方はいかがでしょうか。

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Photo Enikki    ツユクサ  04/08/02     第211号

青い光は

蝶となり

濃い緑の中で

胸を張るでもなく

おじぎをし



露と散る

その時まで



■  深い草むらに 冴え冴えと 二雫

   通りすがりの私に 

   ただ 輝いて見せました

   露の消える その時までの命を

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□ 畑からの帰り、急ぎ足で通り過ぎ、やっぱり気になって、

引き返し、たった一本の露草と向かい合った朝でした。

どこにでも咲いている露草ですが、

誰にでも、こんな風に輝ける瞬間が

きっとあるのでしょうねえ・・・・。

お昼までの短い命の一日花。

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Photo Enikki    夕焼け  04/07/25     第210号

広がる闇

おし寄せる

赤いさざなみ


あまりに

あまりに

悲しい海でした



■ 空が燃えています

見事というより

切ない赤に

心まで

焼けてしまいそうです

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□ 夕食の加茂ナスの田楽の火を

「・・・エイッ!」と 途中で止めて

カメラをもって一目散に走りました。

場所はいつもの家の裏。

手前に柿木を入れたのと入れないのと、

10枚程撮って戻ってみると、なんと田楽は・・・

丁度良いあんばいに出来上がっていました。(♪

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しかし、押し寄せる赤い悲しみとは・・

次々と私を襲うパソコンの苦悩そのものかも知れませんね。(汗

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Photo Enikki    ゴーヤ  04/07/18     第209号

キュウリの花に

うりふたつ

ウリはウリでも

ニガウリの花



■  苦味のみじんもない

さわやかなニガウリの花

その下で 巻き込んだ小さな葉がとてもかわいくて

どの花も、みんなこうして咲いています。

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□ きゅうりと並んで競って伸びたゴーヤ(ニガウリ)。

そろそろ収穫の時期となりました。

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◇随分ご無沙汰してしまって申し訳ありません。

結局はパソコンのトラブルに振り回されれおりました。

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Photo Enikki    集真藍  04/07/03     第208号

小さな花が

美しい群れ花となり

どこまでも

深く深く



真青になって
いく

集真藍
あずさあい)



■ それぞれがそれぞれの色を奏で

ピアノのアルペジオが降るように

優しい雨の共演に 冴えざえと

藍 冴えざえとして

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□ アジサイの花名の由来は


真青の花が集って咲く姿から、

集めるの「あづ」に真青を意味する「さあい(真藍)」で「集真藍」

その「アヅサアイ(集真藍)」が変化して「アジサイ」となったそうです。

「紫陽花」と書くようになったのは、どうやら平安時代の頃だとか。

最近では逆輸入の形で西洋アジサイが多くなっていますが

日本が原産ということですから

深い藍色のアジサイは、ひとしお愛しいものです。


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◇7月に入り紫陽花だなんて・・・

でも、胡桃の木の下で、まだまだ優しい顔を覗かせていました。

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Photo Enikki    田植えの後  04/06/27     第207号

土 沈まり
水 静まり
風 静まり


虫 静まり
人 静まり
神 鎮まり



日落ちて
茜昇りて

満ち満ちて



■ 水を待ち 土を耕し 

水をひき 泥田を耕し(シロカキ)

泥のころあいで 田植をし

水と土と神々のもと

自然と真っ向から勝負して

全てがこの夕日と夕凪の中で

やっと安息に満ちていた

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□ 家のすぐ裏から見える景色で

私にとっては、とっておきの景色です。

水が入って、おまけに夕焼けで、

未だ苗が小さな数日間だけ、それも数分の事

この時期限定のスライドショーです。

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Photo Enikki    ストケシア  04/06/17     第206号

花として
生まれて

花として
愛されて

ささやかな
幸せが



光の中に
ありました



■ どんな花かしら そろそろかしら・・・

いつの間にか 勢いよく緑の生茂る庭で

日陰の身となってしまった彼女は

光を求めて 随分長く柄を伸ばし

どうなるこ事かと心配しました

もっと豊かに咲く筈だったかもしれないけれど

彼女も きっと満足してくれたはず

可憐な優しさに 私は心から祝福しました

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

□ 花言葉 『清楚な人』 別名「瑠璃菊」花の大きさ6センチくらい。

日当たりが良ければもっと立派に咲いたのでしょう。

優しくて、 涼しげで、私はお気に入りですが、

秋には植え場所を考えたほうがいいですね。

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Photo Enikki    いちご  04/06/07     第205号

始めは青で

終わりは赤


来年の始まりが
今日で

今年の終わりが
今日って

なあに


■最後の日だから

ゆっくり おっとりのあなたのために

お似合いのお皿を選んで記念撮影

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□ 数日前のこの日は最後のイチゴ摘みでした。

立派な苗は、来年のための苗として

別の畑に植え替えられました。

イチゴ畑はすっかりきれいになくなって、

これから 稲が育ちます。

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Photo Enikki    トケイソウ  04/06/01     第204号

 太陽が まわる
  時が まわる
プロペラが まわる
コマが まわる

目が まわって
お昼を まわって

開いた針は
12時20分40秒

その夜のこと
二度とまわらないと
覚悟を決めて

閉じた針は
0時20分40秒



■ 太陽が昇ってもなかなか

三本の針は開きません

お昼頃やっと開き

夜中過ぎ 又元のように

針を閉じて 長い眠りにつきました

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

□ もう何年も庭で見ている花なのに

気づかない事のなんと多いことでしょう。

今回、三本の針にまつわる 新しい発見でした。

時刻を表示しましたが、おおよそに過ぎませんので

あしからず・・・。

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 Photo Enikki    ユキノシタ  04/05/22     第203号 

白い舌を
出しているから
雪ノ舌

アラッ
二枚舌ですって?
フフッ
品がよくありませんね

本当は

羽衣を着て
緑に漂う
天女なんです



■葉の美しさも さることながら

かげろうのように かぼそい貴女が

二枚しかない花びらで 楚々として・・

しかし 侮れない自然のしたたかさ

ごくごく小さな 三枚の花びらに

こんな細工が あったなんて・・・

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□ 正面から撮った花も、とっても可愛いかったのですが

あえてこれを選びました。大きい花ビラは1cm程。

花言葉は「深い愛情」を一つ選びます。

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 Photo Enikki    背伸びして  04/05/15     第202号 

おやすみを言う前に

貴方はいつも振り返り

優しく微笑んでくれました


私はそろそろ

ここを去ります

お別れが

言いたくて・・・



夕陽に恋した蓮華です




■日が落ちる前の蓮華畑

夕陽が優しく蓮華を撫でると

ピンクの花は ほんのりと 黄みをおび

なんとも言えぬ 輝きを放ちます

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

□ ほとんどの蓮華畑は、

すき込まれてしまいました。

土に帰る蓮華の、最後の華です。

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 Photo Enikki    レンゲソウ  04/05/09     第201号 

庭にこぼれた

たった一本の

蓮華草



彼女に届いた


母なる宇宙からの

メッセージ



■生まれてきて 本当に良かったねと

立派に花をつけて 心から嬉しかったと

一人ぼっちの寂しさに耐えて 偉かったねと

貴方を見つめる人の目が どれほどきれいだったかと

貴方をとりまく全てに 感謝してと

   母の日に おおいなる母から届いた 五枚の言の葉

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

□ レンゲの季節も、終盤に入り

そろそろ、すき込んで田植えの準備にかかります。

先日、我が家も種まきが終わりました。

皆さん、良い連休を過ごされましたか。

私は、少し発行にお休みを頂いておりましたが

又、これから初夏の新しい出会いが楽しみです。

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